《第26宿:掛川(遠江国) - 秋葉山遠望》
 掛川宿の手前の塩井川に掛かる橋の上を、秋葉詣の旅人と修験者がすれ違う場面が描かれています。秋葉山には火難除けの神を祭る神社があり、 火災に悩まされていた江戸市中の人々の間でその信仰は急速に広まっていきました。火橋の手前に描かれている二本の常夜灯は、 秋葉山の入り口を示しています。(前宿日坂より1里19丁)
=「アダチ版画研究所」に依る=