《第19宿:府中(駿河国) - 安倍川》
 駿府とも呼ばれ、家康が晩年を過ごした所です。静岡・山梨の県境の安倍峠に源を発し、駿河湾へと注ぐ安部川を渡る旅人の様子を克明に描いています。 駕籠に乗った女性、肩車で渡る人、荷をつけた馬を引く人足などを丹念に描き分けています。 近くには名物のあべ川餅の店が軒を連ねていたといわれています。(前宿江尻より2里29丁) 
=「アダチ版画研究所」に依る=