《第7宿:平塚(相模国) - 縄手道》 唐ヶ原(もろこしがはら)のくねったあぜ道(縄手道)の先に平塚の宿場がありました。「く」の字に曲がった道によって、 丸い形をした高麗山(こうらいさん)との距離感を出し、さらに富士山を遠くにのぞかせた盛り沢山の構図には、 広重のサービス精神が読み取れます。現在でも平塚駅を西に歩いていくと、正面に高麗山が見られます。(前宿藤沢より3里半) =「アダチ版画研究所」に依る=