第5景 「両ごく回向院元柳橋」
(安政四年(1857)閨五月 春の部)
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  広重は表門上空に視点を定め、相撲櫓をクローズアップした。櫓から突出ているのは梵 天(第60景参照)であり、櫓上に太鼓の胴も見える。
  隅田川の向う岸(右岸)には薬研堀の出口の元柳橋(古名、難波橋)、遠くに富士山を望む。 隅田川には荷船、屋形船、筏に猪牙船が行交っている。
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「東京シティガイド江戸百景グループ」による